進まなくてはいけない。
2015年8月16日
BMWのこのイベントで知り合ったビルのスマホを借りて、今日の宿泊先をネットで検索してみるが、キャンプ場でさえ40ドルくらいする。ナイアガラの滝周辺はキャンプ場でさえ40ドルくらいする。やってられん。
ビルが今日はうちに泊まって、明日ハイウェイに乗ってナイアガラの滝を抜ければいいよと提案してもらっているけど、彼の家はピーターボローなのです。
ピーターボローは大好きな街だけど、今戻ったらまたあれこれやりたい事が出来て、また色々な人に会って、という話になりかねない。僕は今は前に進まなければいけない気がした。
ウィルフ、ビルの歓迎は嬉しかったけど、今日で彼らとはお別れです。短い間だったけど、楽しい一時を有難う。
別れも出会いも
いよいよピーターボローを離れる日がやってきた。8年前に一度ここにきたけど、その時よりこの街がずっと素敵に見える。
でも離れると言っても、今日の目的地はたった40km先で開催されているBMW motraddo主催のイベントに行くだけです。二日前にコンビニの前で出会ったウィルフという男にそのバイクイベントを教えてもらったのです。
問題はウィルフも僕もモバイル通信の契約をしていない事。お互い連絡取れないじゃん。まぁ、会場に行けば何とかなるだろうと思って深く考えない。
ただ走っているだけだとすぐに目的地に着いてしまうから道中に見かけた林道に突撃。久しぶりに緑の中を走れて良い気分。
目的地に到着すると、思いのほかデカいサーキット会場だと判明。暫くぐるぐる会場を廻るが、なかなか教えられた特徴のあるウィルフのバイクが見つからない。なかば諦めかけたところ、僕に向かって手を振る男が現れる。いた!!ウィルフだ!!
彼の仲間も良く来たなと歓迎してもらってます。みんなでレース観戦して、ハンバーガー食って、ライブにスタントショー。
別れもあるけど、出会いがあるのがやはり旅です。
たまには
8月11日
数日前にピーターボローのダウンタウンにあるアウトドアショップで買い物をしていると、女性の店員さんから声をかけられました。「日本人?」と質問され、自己紹介をするとかなり興味を持ってもらったらしく、連絡先を交換することにしました。彼女の名前はミーガン。日本語を勉強中らしい。
ネットで暫くやり取りしている内に、ミーガンと彼氏から彼らの部屋に招待されました。
日本のこと、僕の旅のことを話している内に夕飯の時間になったので、どうしようかという所で、今日は僕が夕飯にから揚げを作るよと提案。いつもご馳走になっている身分なので、たまにはこんな時もあって良いでしょう。
スーパーに行ってる食材を買って作り出すが、思いの外時間がかかって8時過ぎになってしまった。もっと手際よくやらないと駄目ですね。でもまぁ、二人が喜んでくれたなら良いか。
仲間
8月9日
スティーブとオーギーがBBQに招いてくれました。
肉がデカい!!食いごたえがあります!!
オーギーのお母さんのトリシアは8年前と変わらず優しい。姉のレベッカはアニヲタになっていた。好きなアニメを熱く語っていただきました。レベッカ、こんな感じだったっけ?僕の親戚も何度かココに遊びに来て貰わせているので、身内の話をしてアレコレ盛り上がっていました。
1時間後にオーギーの彼女のエイブリーも登場。彼女は名門トロント大学の歌手養成学科に合格した才女です。オーギーも鼻高々だ。彼女はアフリカに動物や伝統的な躍りに興味がある様子です。僕がボツワナの路上で見かけたゾウの写真を見せると大喜びでした。
オーギーとエイブリーも二人で世界を旅したいらしい。より若い二人が微笑ましいです。アフリカやヨーロッパも良いけど、日本も面白いから来年遊びに来なと誘っておきました。
そのうちオーギーのバンド仲間も登場。仲良し四人組と僕のバイクでパシャリ。仲間というのは良いですねぇ。
8年
8月6日
8年前に会って以来のスティーブとその息子、オーガストに会いに行く。
彼らの家の前につくとオーガストがすぐに出迎えてくれた。一瞬、彼がオーガストだと気付かなかった。8年前は小さな男の子だったけど、今では僕より背が高い。時が経つのは早いものです。右にいるのは彼の父のスティーブです。
可愛かったオーギーも今では17歳で彼女自慢をする一丁前の野郎です。今は仲間達と映画作りに取り組んでいるらしく、今日は彼らの企画会議に同席しました。サイレントヒル風のスリラーが作るつもりらしい。
僕が17歳の頃なんて仲間らと何かしらのアートワークに取り組むことなんてなかったな~。彼らが羨ましい。いや、僕だってまだ何かしら始めれば希望はあるか?