舗装化の進むモンゴル

7月12日

外から牛と犬の鳴き声がする。朝、テントから外を覗くと50mくらい先を牛の群れが横切っている。どうやらここは放牧された家畜の通り道だったようだ。よく周りを見渡したら、牛のフンが辺りに転がっている。何もないと思ったモンゴルの草原でも、家畜の往来には気をつけなくてはいけないかもしれない。

モンゴルの西に来るほど舗装路の状態が良くなってきている。施工技術が上がってるのかな。良い道路はまるで日本の物のようで、これにモンゴルの景色と風が合わさると最高に気持ち良い。

舗装化はバヤホンゴルまで進んでいた。経済成長が著しいモンゴルだから、あと十年もすれば東西南北の主要な道路は完全に舗装化されるのではないだろうか。そうなればヨーロッパやロシアから来たハーレーやゴールドウィングといったバイクがモンゴルを走っているのだろう。

そしてようやくモンゴルらしいオフロードです。道自体はよく締まっているので走りにくいことはない。

ただ、時おり雨が集中的に降ることがあって、あっという間に広い溝に川が出来上がる。僕もそんな道に遭遇して、ラックが立ち往生していたが、後から来た車が迂回路を教えてくれて助かった。

昼時で腹も空いてきたので、道の途中にあったカフェに寄った。看板に表示されているメニューを食べたいと言ってみるが、全て「ない」と言われる。じゃぁ、何があるんだろうと思っていると、台所で何か作ってくれた。

出てきたのウランバートルでも食べた焼きうどんだ。相変わらずすごいボリューム。250円

店の外にでると幼い女の子が「ハロー！」と元気良く挨拶してくれた。続いて女の子達がどんどんハローと僕に言ってくる。可愛いな〜。でも写真では笑顔を取り損なってしまった。

今日はバヤホンゴルから70kmくらいの所で野宿。ここは何もなくて気持ち良いです。