たまには
8月11日
数日前にピーターボローのダウンタウンにあるアウトドアショップで買い物をしていると、女性の店員さんから声をかけられました。「日本人?」と質問され、自己紹介をするとかなり興味を持ってもらったらしく、連絡先を交換することにしました。彼女の名前はミーガン。日本語を勉強中らしい。
ネットで暫くやり取りしている内に、ミーガンと彼氏から彼らの部屋に招待されました。
日本のこと、僕の旅のことを話している内に夕飯の時間になったので、どうしようかという所で、今日は僕が夕飯にから揚げを作るよと提案。いつもご馳走になっている身分なので、たまにはこんな時もあって良いでしょう。
スーパーに行ってる食材を買って作り出すが、思いの外時間がかかって8時過ぎになってしまった。もっと手際よくやらないと駄目ですね。でもまぁ、二人が喜んでくれたなら良いか。
仲間
8月9日
スティーブとオーギーがBBQに招いてくれました。
肉がデカい!!食いごたえがあります!!
オーギーのお母さんのトリシアは8年前と変わらず優しい。姉のレベッカはアニヲタになっていた。好きなアニメを熱く語っていただきました。レベッカ、こんな感じだったっけ?僕の親戚も何度かココに遊びに来て貰わせているので、身内の話をしてアレコレ盛り上がっていました。
1時間後にオーギーの彼女のエイブリーも登場。彼女は名門トロント大学の歌手養成学科に合格した才女です。オーギーも鼻高々だ。彼女はアフリカに動物や伝統的な躍りに興味がある様子です。僕がボツワナの路上で見かけたゾウの写真を見せると大喜びでした。
オーギーとエイブリーも二人で世界を旅したいらしい。より若い二人が微笑ましいです。アフリカやヨーロッパも良いけど、日本も面白いから来年遊びに来なと誘っておきました。
そのうちオーギーのバンド仲間も登場。仲良し四人組と僕のバイクでパシャリ。仲間というのは良いですねぇ。
8年
8月6日
8年前に会って以来のスティーブとその息子、オーガストに会いに行く。
彼らの家の前につくとオーガストがすぐに出迎えてくれた。一瞬、彼がオーガストだと気付かなかった。8年前は小さな男の子だったけど、今では僕より背が高い。時が経つのは早いものです。右にいるのは彼の父のスティーブです。
可愛かったオーギーも今では17歳で彼女自慢をする一丁前の野郎です。今は仲間達と映画作りに取り組んでいるらしく、今日は彼らの企画会議に同席しました。サイレントヒル風のスリラーが作るつもりらしい。
僕が17歳の頃なんて仲間らと何かしらのアートワークに取り組むことなんてなかったな~。彼らが羨ましい。いや、僕だってまだ何かしら始めれば希望はあるか?
■
朝食を取ってお昼のお弁当を作って、テントの撤収段階になると雨が振りだした。結構な勢いだったせいで、レインウェアを来て全ての撤収作業が終わるまでに随分と濡れてしまった。
1時間くらい走ると雨雲を抜けて青空が広がった。ガソスタで出会ったハーレーライダーはレインウェア駄目でゴミ袋をインナーに来てやり過ごしたらしい。
もう1時間走ったらカナダ国境に着いた。しかし僕はバイクをアメリカに入れるときにカルネにスタンプをおされてしまったので、出国の際にまたスタンプを貰わないといけない。結局、カナダに一度入国して、カナダ側からアメリカの事務所に入らなくてはいけなかった。
そこの職員に僕が怪しいやつだと思われたのか、ジャケットもバイクにつけてあるバッグも全て開けて検査された。非常にめんどくさかった。こんなのウズベキスタン以来だ。
ようやく解放されてスタンプを貰ったけど、ここは既にアメリカ側。またUターンしてカナダ国境の車の列に並ばなくてはいけない。そしてしっかり、カナダ側でもカルネにスタンプを押された。
JAFは今年からカナダでカルネを使う必要はなくなったって言っていたんだけどなー。その事を国境で説明しても全く聞いてもらえなかった。
バイク旅再開
7月29日
いよいよ旅立ちの朝が来た。NYでの滞在は、ほとんどサムの部屋で居候させてもらっていました。2周間以上お世話になってしまいました。本当に感謝してもしきれません。サム、有難う!!
NYからの旅にあたって最初の困難は、その車の多さと橋での渋滞だった。クイーンからマンハッタンに渡るときもニュージャージーに抜けるときもとにかく渋滞が酷かった。特に酷暑ということも相まって、初っぱなから暑さで殺されるかと思った。
ようやく郊外の高速道路に入ると快適に車が流れ出す。やはり世界一の先進国で広いアメリカだ。道路は綺麗だしレーンも片側3、4レーンで気持ちよく走れる。
しかし途中、3回ほど高速道路でバイクのエンジンが止まる事態が発生する。また外付けの燃料フィルターが原因かなと思って取り替えてみたが、原因は燃料に添加したフューエル1っぽい。
三回目のエンジン停止以降は途中で止まることもなくなったから、キャブの中の掃除が終わって綺麗になったと考える。
今日は久しぶりにキャンプ場に泊まる。でも料金20ドルは高いよ。途中で良さそうな野宿スポットを見つけたのだから、そっちにテントを張っていれば良かった。