雄を以て知る旅。

〜バイクで世界一周の記録〜

Our door is open

8月15日

朝一から昨日のバイク屋に行くが、スタッフは他のバイクにかかりきりになっている。彼らが診ているのはヤマハのスーパーテネレ750だ。

やがて大柄のトルコ人ライダーが現れた。彼がこのバイクのライダーだ。どうやらフロントブレーキ、電気系統、後輪ベアリングとかなりやられている様子だった。

修理に時間がかかりそうだったので一緒にランチへ。トルコからアフリカへ渡る方法について色々話し合う。

昼食を終えてバイク屋に戻ってもフロントブレーキの片側がやはり駄目らしい。応急処置だけして、アスタナまでフロントは片側のブレーキだけで行くそうだ。アスタナにはロクなバイク屋がないけど、大丈夫かな?

そして僕もタイヤを交換してもらう。新しいタイヤに変えられてようやく気分スッキリです。

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ゲストハウスとちょっとしたいざこざがあったので、今日は他の所に移ろうと思いました。

宿の近くまで来たはずだけど、どの建物だか分からない。近くを歩いていた女性に話しかけると、旦那さんと一緒に探してくれました。

しばらく探して宿が見つからないでいると、夫妻からうちに泊まりなよと提案されました。

優しいですねー。喜んでお世話になることにしました。

二人はアレックスとユーリア、家には18歳の次男ヴァレンティンと3歳の三男プローハがいて、4人で暮らしてます。長男は一人暮らし中とのこと。

僕のためにお風呂を用意してくれました。近くで工事をしていて、温水が出ないのに、ポットで何度もお湯を沸かしてくれて注いでくれたのです。お風呂に入ったのはもう2ヶ月以上前ですからね。感激です。

そして夕飯はロシア、カザフ、グルジア料理が入り混じった素敵な食事。ユーリア曰く、「Our door is open」とのこと。何だか憧れてしまいます。

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