躍るカザフスタン
8月6日
僕が100キロで走っていて、横から車で追い越しをかけながら「ウェーイ‼︎」と大声と共に笑顔と親指を立てて見せてくる。まだクラクションを鳴らされた方がビックリしないよ。まぁ、嫌いじゃないけと。
アスタナから350キロくらい走って宿を発見。ここもどこか工事中で、現場のおっちゃん達が倉庫を空けてバイクを中へ入れてくれました。
そしてここの宿、なんと一晩1000テンゲ(560円)です。温水シャワーもついてこの値段!ヤバいすね〜。
シャワーを浴びて部屋でコーヒーを飲んでマッタリしていると、外から大音量の音楽が流れ出した。どんなヤンキーがいるんだと思って少し覗いてみると、さっきの現場のおっちゃん達がノリノリで躍っている。
ペトロヴァロスクの結婚式でもみんな躍っていたけど、カザフスタンの人は相当踊り好きなようだ。ロシアやモンゴルの宿では爆音鳴らして踊りまくる親父達なんか見なかったぞ。で、僕もカザフの親父達と混ざって躍ってます、
それと、カザフスタンの慣習のようで、お互いの親交を深めるには着ているものを交換し合うようだ。僕もTシャツをひん剥かれて無理やり交換されそうになったけど、何とか返してもらった。「これがカザフの文化だ!分かりやがれ!」という感じで引っ叩かれたけど、僕は酔っ払いのオッさんの着たTシャツなど要らないのだ。
結局、最後はウォッカを一緒に飲んでその場を撤収。
部屋に戻る途中、宿のオーナーに声をかけられる。「ウォッカ飲んで大丈夫か?あいつらアホだから。明日しっかりするために何か食べな。タダだから」という感じで食事を頂きました。
いやー、おっちゃん達と適当に遊んだだけで、メシまで奢ってもらっちゃって何か悪いなー。
こんな何の変哲もない普通の宿の楽しい一夜でした。