雄を以て知る旅。

〜バイクで世界一周の記録〜

ウランウデ

6月28日

まずは無事に朝を迎えられたことに感謝する。

誰も来ないうちに、テントを撤収してその場を離れる。

5キロほど走った所で、宿を発見する。心の中で誰にというわけもなく、激しく悪態をつく。

ウランウデには14時くらいに着いた。僕はチタのライダー達に着いたらこの場所に行け、と地図と電話番号を貰っていた。

地図の場所に行くが、正確な場所は分からない。道ゆく人に尋ねたら、親切なことにその場所へ案内された。電話もして貰って、後はここで待っていれば良いということだ。彼の親切心に感謝し、僕はその場でしばらく待機していた。

1時間くらいすると、一台の車が僕の前に止まる。手短に挨拶すると、この先の幾つものガレージが並ぶ場所は案内される。

倉庫にはバイクに関する記念品が幾つもの置かれている。どうやらここもジャルガルの家のようにライダー達のたまり場のようだ。ゲストが書き込むノートには何人か日本人の名前を見つけることが出来た。僕もこれに名前とコメントを残す。

その後、ここのライダースクラブの一人にウランウデの街を案内され、僕の必要としていた物を揃えることが出来た。有難い。

ガレージに戻ると、続々とライダー達が集まり始めていた。地元ライダー、ロシア横断中のGSに乗った夫婦、オーストラリアから世界一周中のライダー、チタで僕より一日早く発ったアイシャもいた。

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夕方からバーベキューが始まってみんなで飲み、食い、歌い、踊る。