チタに向かって
6月22日
そしてナターシャ達といよいよ別れの時だ。バイクはお祖父さんの管理している倉庫に置かしてもらっていた。お祖父さんに感謝です。
ブロゴベチェンスクに来た道をまた戻ろうとすると遠回りになるから、チタへ続く近道のルートを教えてもらいました。
ナターシャ達に街の外まで車で先導してもらい、別れを続けました。彼女達に出会えて僕は本当に幸せでした。彼女達はそのうち日本に遊びに行くよと言っていたので、その時は僕もぜひ二人を歓迎したいです。
教えてもらった道は山を越えて美しい景色が続くとても素敵なルートでした。チタへ続く幹線道路ばかり走っていたら通らなかったでしょうから、嬉しい発見です。
しかし昼時になって、幹線道路までの途中にある街のカフェに寄ったのですが、メニューに写真がなくて注文出来ない。いつもならボルシチとパンを頼むのですが、ないと言われる。今まで困っている時は他のお店に来ている人が助けてくれたりするのですが、このお店にいる人たちは僕のことを笑ってるだけだった。僕は他の人が食べる料理を指差してあれを食べたいと意思表示してみますが、店員さんも笑っているだけだった。イポーニーにはイパイニマーイである。少し気分が悪くなったので、僕はもうさっさとこの街を離れることにした。
チタへ続く幹線道路に出て最初にあったカフェに寄り、メニューを見る。ここのメニューにも写真はなかったが、一緒に店に入ってきたトラックの運ちゃんが僕の代わりに注文してくれた。トラックの運ちゃんは僕ら旅人の友です。スパシーバ!
今日は併設宿ガスティニーツァに泊まる。400キロくらい走ったかな。走ろうと思えばもっと走れるけど、疲れるのが嫌だからこんなもんです。