雄を以て知る旅。

〜バイクで世界一周の記録〜

ロシアの男

6月18日

今日は僕のバイクに必要なものを揃えようということで、イゴーリと村の商店街に行く。

イゴーリは村のみんなと知り合いのようだ。会う人に次々と挨拶を交わして僕のことを紹介していく。

まずはATMに行ってお金をおろしました。海外でお金をおろすのは初めてで、ちょっと緊張してましたが、普通にお金が出てきました。イゴーリが当たり前だろ(笑)と突っ込む。

まずは僕が怪我したことで、脚を引きずって歩いているので、薬局に行こうということになりました。そこではイゴーリのお姉さんが働いているので、彼女オススメの塗り薬を買いました。300円以下と安い。

次に靴の修理ということで、雑貨屋で接着剤を買いました。雑貨屋の接着剤なんかでくっつくのかなと僕は疑問に思っていました。結構、つま先がざっくり切れています。僕が切り口を押さえて、イゴーリが接着剤を塗ります。一分後、見事にくっ付きました。聞けば、これは中国軍が開発した接着剤だそうで、戦いで傷付いた兵士の身体を縫合するために開発されたようです。恐るべき接着力。

次はバックのセキュリティロックの一つが壊れていたため、ロシア製の南京錠を購入しました。これまた僕が持っていたものより頑丈そうです。頼りがいがあります。

そして最後に、おじさんの家に戻ってタンクに雨水が入るのを塞ぐためのホース適当に辺りを探してくっつけます。これで全て揃いました。

イゴーリには食事もロシアの文化も色々教わったし、音楽も歴史も聞かせてくれたし、必要なこと全て助けてくれました。僕がロシア人の男をイメージするとしたら真っ先に彼を思い浮かべるでしょう。

有難う!イゴーリ!

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彼らに見送られ、僕は旅を続けます。

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