ヴァニノ〜自爆
6月14日
ヴァニノから出た先の景観はまた素晴らしいものでした。まるで車のCMに使われるような山々と河の間を抜けて行く景色です。
途中、まだ舗装道路を建設中のため未舗装の区間が何十キロありましたが、大したことありません。僕でも余裕です。
しかしそんな景色に浮かれて余裕をこいてると手痛い目に会うものです。ハバロフスクまであと200kmの所で、僕の前を走っていた車が急停車しました。僕は反応に遅れ、車に激突するのは避けましたが道端の林に突っ込みました。車の人たちが大慌てで僕のことを引き上げてくれました。
幸いなことに、僕は打撲程度で済み、バイクもほとんど無傷。バックの片側のロックが壊れたのと、左の靴のつま先が裂けたのと、レインスーツが破れた程度です。もし、直に車に激突していたらと思うとゾッとします。もしくは投げ出された先が崖だったら……
反省点として、海外を走ってるという気持ち、景観に浮かれていた。雨は降っていなかったとはいえ、路面が濡れていた。スピードは100kmくらい出していた。以上が自分で思いつく原因です。
その後は何とかカフェに併設されている宿まで自走して行き、部屋をとる。本当は病院に行って検査してもらおうと思ったけど、ハバロフスクまで病院はないようだ。仕方ないからとにかく休む。