ヒューストンでHARAKIRI
2015年9月2日
二日酔いで午後になるまで寝込んでいました。ヤノシュも同じ状況でした。
今日はまったり映画を見ていました。選んだのは「HARAKIRI」です。
ヤノシュに言わせると、日本の白黒映画は素晴らしいとのことです。
僕はあまり昔の邦画を知らなかったので、これは良い機会でした。見た感想としては、半世紀以上も昔の映画にのめり込めると思いませんでした。役者の演技が今より洗練されてるし、事件の真実が徐々に明らかになってくるサスペンス要素や、日本の封権社会の様子がよく表現されています。
これを機に、僕も日本の名作映画巡りをしてみましょうか。
ジョンソン宇宙センターに行った日
2015年9月1日
ヒューストンと言ったら宇宙センターというのが僕のイメージです。フロリダにも宇宙センターがあったけど、あっちは入場するだけで50ドルもするので、そこまで払って見たいという気は起きませんでした。
こっちのジョンソン宇宙センターはネットでチケットを予約して印刷していくと20ドルです。ヤノシュの家にただ泊まりさせてもらってるし、この値段ならまだ見る気も起きます。
最初は実際に使われた宇宙服が展示されたり、宇宙での生活が紹介されている博物館見学です。
車に乗せられて、実際にNASAの職員が働くジョンソン宇宙センターへ。
アポロ計画で実際に使われた管制室。
これから宇宙で使う部品を製作している現場。
そしてここの目玉。ロケットです。どーん。
この大きさもさることながら、一つ一つの部品の組み合わせに機能美を感じてしまいます。
で、帰ってきてヤノシュと飲み始まってしまう。ヤノシュはポーランド人ですが、ポーランド人もウォッカが大好きです。気が合いますね。僕も大好きですよ。シベリアで鍛えられてますから!!
モニカから静かにするようにと怒られるが、酔っ払い二人の勢いは止まらない日本人、歴史、政治について大いに語らい合いました。気がついたらもう朝の4時だよ。
安宿とキャンプ場
2015年8月30日
テクサーカナではYMCAキャンプ場で泊まるっていました。アメリカはキャンプ場も高いけど、セキュリティガードもいるし、周りが開けているから、部屋に入られて密室で犯罪にあうということもない。油断は出来ないけど、安宿なんかより、これからはなるべくしっかりしたキャンプ場を利用しよう。
朝、テントを撤収していたらお隣さんと仲良くなって、ご自宅に招待して頂きました。彼らの家はヒューストンです。ここから500km南下だ。北西に進んできたけど、僕の旅はお誘いを受けたらフレキシブルに対応します。やっぱり、しっかりした施設だと、利用する人たちも良い人たちが多いのだな。
500kmは僕にとってちょっと長い道のりだったけど、無事にヒューストンです。今日はリラックスさせてもらっています。
強盗
2015年8月29日
僕はミシシッピのグリーンビルという田舎街のモーテルに泊まっていた。
深夜、外に駐車してある僕のバイクからセキュリティアラームからの音が聞こえる。僕は何か異常がないか確認するため、ドアを開けた。これが判断ミスだった。
目の前に長身で40代なかばくらいの黒人の男がいた。僕を確認するやいなや、ドアをこじ開けて部屋に侵入してきた。僕も部屋の中に突き飛ばされる。
「俺は銃を持っている。金を寄越せ」
僕は全く身動きを取らなかった。男は僕のカメラバック、ジャケットを漁り始める。カメラやパスポートの貴重品を見付けても、全く興味をしめさない。本当に現金だけが目当てなようだ。
部屋は涼しいのに、男の額からは玉汗が浮かび、Tシャツが濡れていくのが見てとれた。犯罪に会っている最中だけど、この人大丈夫かと思ってしまった。
男は現金70ドルを僕のサイフを見つけて握りしめる。「誰か呼んだら殺してやる」それだけ言い放つと、男は僕の僕の部屋から出ていった。
日中になってようやく警察署に出向く。警察署ではどうしてすぐに来なかったのだと言われたけど、夜間は身の危険を感じて身動きが出来るわけなかった。
そして警官からは被害届を出すにも10ドル払う必要があると言われた。現金は盗まれて無いと言っているのに。
おまけに今日は土曜日だから、休日を挟んで月曜日の発行になるらしい。こんな町に二日も滞在していたら今度こそ身包み全部剥がされかねない。いや、身包みだけなるまだ良いのか。僕はさっさとこの町を去ることに決めました。貧乏ミシシッピなんてもう二度と来るか。