雄を以て知る旅。

〜バイクで世界一周の記録〜

強盗

2015年8月29日

僕はミシシッピのグリーンビルという田舎街のモーテルに泊まっていた。

深夜、外に駐車してある僕のバイクからセキュリティアラームからの音が聞こえる。僕は何か異常がないか確認するため、ドアを開けた。これが判断ミスだった。

目の前に長身で40代なかばくらいの黒人の男がいた。僕を確認するやいなや、ドアをこじ開けて部屋に侵入してきた。僕も部屋の中に突き飛ばされる。

「俺は銃を持っている。金を寄越せ」

僕は全く身動きを取らなかった。男は僕のカメラバック、ジャケットを漁り始める。カメラやパスポートの貴重品を見付けても、全く興味をしめさない。本当に現金だけが目当てなようだ。

部屋は涼しいのに、男の額からは玉汗が浮かび、Tシャツが濡れていくのが見てとれた。犯罪に会っている最中だけど、この人大丈夫かと思ってしまった。

男は現金70ドルを僕のサイフを見つけて握りしめる。「誰か呼んだら殺してやる」それだけ言い放つと、男は僕の僕の部屋から出ていった。

日中になって警察署に出向き、被害届を出す。

犯罪にあったのは不運だったが、現金70ドルを盗られて済んだのは幸運だった。

アメリカの品揃え

2015年8月28日

ミシシッピのタスカルーサでお買い物。エンジンオイル用の缶から微妙に油漏れしてきているので代用にナルゲンボトル1lを買う。

ただのアウトドアショップだと思っていたら、拳銃、ライフル銃がずらり。弓もある。これらは狩猟用ということか。でもこの品揃えはアメリカだなと実感。

フロリダ最南端

8月23日

いよいよ本土最南端キーウエストへ。青い海、潮風、良い道と最高ですね。来て良かった。これでアメリカ縦断達成。あっという間ですね。

 

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でも最端に来ても何の看板もしるしもなかった。何か一つくらいあってもいいんじゃないの?

 

旅できる境遇

2015年8月22日

ホームステッドに到着。キャンピングカーの親父が水とコーヒーとコーラをくれた。その代わり親父の政治談義に付き合うことに。やれ第二次世界対戦時の日本がうんたら、ソ連がどうたら、当時のアメリカ大統領がかんたら。

 

話には疲れたけど、自分がこうして無事に海外を旅できる境遇に感謝です。

 

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情のある人もいる

2015年8月21日

フロリダのメルボルン周辺に到着。キャンプ場の管理をしている兄さんに一泊の値段を聞くが、やっぱり30ドルと高い。何とか安くしてよと交渉してみるが、ここは州の管理のキャンプ場で、交渉には応じられないとの一点張りだった。

 

ならばまたその辺で隠れて野宿するよと言い残して立ち去ろうとすると、他の従業員に内緒で敷地内にテントを張れる所を教えてくれた。急に優しくなったのでびっくりしたが、野宿をすると言われると、心配されたらしい。冷たい人が多いなと思っていた最近だけど、情のある人もいてホッとした。

 

夕飯には豚肉の味噌炒めを作ってみました。

 

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キャンプ場が35ドルなんて

2015年8月20日

今日も一日中雨が降ったり止んだりだった。ジョージアリッチモンドでキャンプ場に寄るが35ドルと驚きの価格。でも雷も鳴り響き始めて、今日もどこか宿に泊まるしかないかと暫く考える。

ガソスタで今夜はどうするかと考えていると、他のライダーが真横に止まってきた。声をかけて、これからの天気予報を聞くと間もなく止むそうだ。ちょうどガソスタの横で隠れられる茂みも発見。誰も見ていないのを見計らって、すかさず茂みに入り込んでテントを張る。

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ミストロード

2015年8月19日

スカイラインロードを走り始めるとすぐに、ケベックからのライダー夫婦に会う。少しおしゃべりして写真を一枚撮ってもらう。

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この後の良い景色が楽しみだねと話していたが、僕らの目の前に深い霧が立ち込みはじめる。

全く視界が悪くて先が見渡せない

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夫婦は途中で曲がって山を降りていってしまった。僕はもう少し走れば霧も晴れるんじゃないかと思って走り続けるが、霧に加えて雨も降り始めた。

結局、スカイラインロードは140kmに渡ってずっと霧の道でした。僕にとってはミストロードです。